ガラス被膜形成メカニズム

原材料であるパーヒドロポリシラザン(PHPS)は、大気中の水(H2O)及び酸素(O2)と 激しく反応し、アンモニア(NH3)と水素(H2)ガスを放出して、ガラス(SiO2)に変化します。
半導体の派生技術として自動車分野に応用されたものです。

ガラス被膜形成メカニズム

ガラス被膜と塗装面の密着性

PHPSは非常に活性で、塗装成分のヒドロキシ基(-OH)、カルボキシル基(-COOH)などの官能基と化学結合します。
また、同時にアクリルやウレタン等の樹脂と相溶するため高い密着性が得られます。

ガラス被膜と塗装面の密着性

ガラス被膜の硬度(固さ)

被膜自体の鉛筆硬度は、7H~9Hを示し、布などによる摩擦に対して高い耐傷性を発揮します。
下表は1マイクロミリ程度の薄膜の硬度と弾性率を測定するナノインデンター装置による数値です。
仮に、本剤を高温焼成すれば、ソーダーガラス以上の硬さを示し、自動車の常温硬化でも1ヶ月でガラスの半分程度の硬さにまで達します。

ガラス被膜の硬度(固さ)

「親水性」ガラス被膜のメリット

「コーティング効果=撥水」と思っていませんか?
一世代前まで自動車塗装面保護剤は、油脂系のワックスが主流で撥水でした。
近年のガラス系コーティングにも撥水があります。
いずれも有機質或いは一部含有しており、この有機成分は、水と馴染み難く水玉状となり撥水します。
愛車の塗装面は、紫外線、環境汚染物質(油分、汚れ、塗装ミスト、鉄粉)等に常にさられ、水玉の急速な蒸発により、
水分中の不純物が結晶化し、塗装面に固着してしまいます。これは「ウォータースポット」と呼ばれるものです。
また、ボディー上の水滴は、レンズのように光を集め(レンズ効果)塗装を傷つける要因にもなります。

親水性とは、物質の表面が水になじみ。「濡れ性」が良いことを指します。
無機質であるガラスは、この性質を持ち、ガラスの親水表面は、雨、水洗いなどで汚れ落ち易い状態を作り出します。
即ち、雨水による「セルフクリーニング効果」が得られ、防汚性に優れます。類似した例として、流行の光触媒(TiO2)がビルの壁面や
トイレ陶器面に施工されるのもこの親水性(=防汚効果)の機能を利用したもので、同じ考え方によるものです。

「親水性」ガラス被膜のメリット

撥水タイプは見た目の良さを重視したコーティングであり、一方、親水タイプは機能性を重視したコーティングであると言えるでしょう。
両者共に長・短所を持っていますので、愛車の使用目的、保管条件やメンテナンスの頻度など好みや環境に合った選択が大切です。

クリスタルグレーズのメンテナンス

クリスタルグレーズコーティングのお手入れは
極めて簡単です。
汚れが目だった際に同シリーズの専用
シャンプーを用いて定期戦場するだけです。
本シャンプーには、メンテナンスキットに付属している
環境に優しく、又コーティングにも優しい中性域
「メンテナンスシャンプー」と洗浄と同時に
ガラス被膜を形成する「バブルシャンプー」などが
ラインナップされております。

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